「良樹!!」

「…あ?」

「爆睡かよ〜!もう授業終わってんぞ」

どうやら
彼女の数を数えてるうちに
爆睡したらしい。

「帰ろうぜ」

「ああ」

おととい買ったばかりのスクバに弁当箱とわずかな教科書だけをつめて、
掃除している奴らを横目に見ながら
玄関を出た。