昨夜、

みさきさんと一緒に夕飯を食べた。


俺の家で。


当然、手料理。


いつものことだけど、やっぱり嬉しくて。

やっぱり毎回、帰したくなくなるんだ。



「泊まってけば…?」



くっついておねだりすれば、絶対に拒まない。


わかってるから、やってしまう。


なるべくなら、家に帰りたくないみさきさん。


俺のことが大好きなみさきさん。


断る理由なんて、あるはずがない。






「……んっ」



甘いキスをして、
甘い雰囲気になって……


さぁ、これから…ってとき……



「たっだいまーっ。
みさきちゃん、いるー?」



騒がしい声が玄関に響き渡った。


……タイミング、悪すぎ。