「あれ?この間の……」



これは、まさに“運命”……?





今日は初めての委員会。


高校でもやっぱりあるんだ…面倒だなぁ。


なんて思いつつ、昨日のHRのとき適当に選んだ。


なのに、まさかこんなことになるなんて……



「偶然だね。委員会、同じなんだ?」



私はもう、ただ頷くことしかできなかった。


勢いよく何度も首を縦に振る。


たぶん、顔は真っ赤。


そんな私の様子を見て、



「ははっ…面白いねぇ。」



水沢先輩は楽しそうに笑った。


うわぁっ……


思わず見とれてしまう。


ぼーっと立ち尽くしていると、



「とりあえず、中に入らない?
ここにいたら邪魔だと思うし。」



そう言って、先輩は私の腕を掴んで中に促した。