「ここ」

「あ、ここなんだ家」

「うん。

修斗お兄ちゃん、
どうも有難う」

「いいえ、どういたしまして」

二人は、微笑み合う。


「あ、そうだ。
澄香。

シュウ…
でいいよ」

「え、」

「修斗お兄ちゃん
って、長いじゃん。

シュウでいい。
シュウって呼んで」


澄香は、
なんとなく恥ずかしくて…


「…うん…

わかった」


「おう。

またいつでも送ってやるよ。真っ暗にひとりは危ないからな」


「うん。

ありがと」


「おうっ。

じゃあな。おやすみ」

「うんっ。

ありがとっ
おやすみ☆」


修斗は、
来た道を帰っていった。

澄香は、
家の中へと帰っていった。