―――秋月 澪(あきづき みお)・・・

 俺はこの名前を忘れるなんてできる訳がない

 俺が守ると約束した笑顔の持ち主だから―――・・・。







 時は、初めて喧嘩をした日・・・

 この子の傷ついた顔なんて見たくない。

 けどこの子の笑顔は歯止めが利かない程見たい。

 優しく笑う君の笑顔を守りたいと

 あの日心から思った―――・・・・。


 けど俺は結局逃げた。

 その笑顔が傷ついた顔に変わるのが―――
 
 嫌われるのが―――
 
 傷つくのが―――

















     怖かったから―――・・・。