「・・・り。百合」
優紀に心を奪われ早姫が何度も私の名前を呼んでいるのに気付いていなかった。「ごめん。早姫」はっと現実に戻った私は早姫に謝った。
「ごめんじゃないって!さっきからぼーっとしてるけど何があったのよ」
「いや、なんでもない」
「ふ〜ん」嘘に決まってる。本当は優紀に心を奪われてた。嘘ついてごめんね。早姫