「それは私だって同じだって。だからお互い頑張ろうよ」早姫に励まされた。
「うん。分かった」
「じゃ、決まりね」早姫はそう言って、トイレ行ってくると教室を出ていった。そして優紀が教室に入ってきていきなり「部活入るかどうか決まった?」と聞いてきた。
「うん。一応は」
「へぇー。何部?」
「吹奏楽だけど?」
「そっか。俺も実は入ろうかなぁって思うんだ」