あれから数日が経ち、優里も無事復活した。
そして今は、ケーキ屋さんに向かっているところ。


「優里~」


「ん?」


「優里って好きな人いないの~?」


「…は!?」


ずっと気になってたんだよね。
好きな人がいるかいないか。

でも、今の反応は……


「いるの!?いるんだよね?ねっ?!」


「変なとこは敏感なのね…」と呟くと、コクリと頷いた。


すごい!!
優里が好きになる人だから…どんな人だろう。


「ねぇ、優里。教「教えないわよ?」


な、なんでー!!!!
ていうか、なんで分かったのー!!!


「まぁ、分かるんじゃない?あたしがいつも見てる人だから」


「先行くよー」と言うと、スタスタ行ってしまった。


いつも…見てる人?


それって………