いつの間にか自分のクラスの前にいた。


朝はやっぱり人が多いから、人波に押されてここまで来てしまったらしい。


いつも通りドアを開け、自分の席へ向かう。

そうそう。いつも思うんだけど…


なんか見られてる…?


誰にって…クラスの男の子たちに。


さすがの私でも気付く。

毎日毎日見られてるんだから。


…今度優里に聞いてみよう。


そう心の中で呟いて、机に顔を伏せた。