1日はあっという間に終わってしまう。
そう実感したのは今日の放課後のこと。
学校帰りに優里とおしゃべりしながら、近くのカフェでまったりしていた。
「優里ぃ…」
「んー?どしたー?」
「目標…どうしよー…」
「さぁ?」
え。さぁって、さぁって…
ひどすぎる!
冷たすぎる!
「うっ…ひどい…」
「春佳さんに一緒に考えてもらえば?」
「…ぶぅ」
「え゛……」
そ、そんな呆れた顔で見なくても……
ちょっとおふざけしただけじゃん!
もう!!優里ったら、ほんっとにひどいんだから!
それからずっと頬をふくらませていた。
…らしい。