「―――――じゃん?だから!」
「あぁ、そうね!確かに安田さんならインパクトありそう!」
そう言うと、先生が私の席の方へ向かってきた。
そう、私を起こすために。
「安田さーん?起きてー」
――ユサユサ
先生は私の体を揺らし始めた。
んっ…もう少し……
もう一度寝ようとしたら
「安田さんっ!」
「っ!?ははは、はいっ!」
先生に耳元で、しかもかなり大きな声で名前を呼ばれた。
「今、寝てました?」
そう聞く先生の顔はかなりの笑顔。
でも目は笑ってない。
ハッ!こ、これはまずい…
初日からやってしまった……
「え……と…は…い…」
「もう!日向で眠くなるのは分かるけど我慢してね?」
「はい…」
もう恥ずかしすぎる…
前の席の男の子にはものすごいガン見されるし…
おまけに皆には笑われるし……