…ちょっと待った。


後片付け…よろしくね…?


わぁあぁああぁあ!

こんなゆっくり食べてる暇なんてない!!


急がなきゃ!


ふと時計に目をやるとまだ7時過ぎ。


あれ…まだこんな時間かぁ。

せっかく口にパンを詰め込んだのに、無駄だったかも……


…ん?

もしかして早く起こしてくれたのかな?

もー、ほんとさすがお姉ちゃん!


―――ピーンポーンッ


急いでつめこんだパンを口の中でもごもごさせながら食べていると、インターホンが鳴った。

こんな朝早くから誰かな?


「はーい」


玄関を開けて思わず目を疑った。