あれ、昨日はなかったよね?
てことは…
「お姉ちゃん買って来てくれたの?!」
と苺ミルクを飲みながら聞くと、そうだよーと優しい笑顔で返してくれた。
ほんっと、お姉ちゃんは私の事分かってる!
「あ、理衣奈、そろそろあたし行くね」
「あれ、今日は早いねー」
「うん。朝から撮影なの」
「へぇー、大変だねー」
そう、何を隠そう私のお姉ちゃんは、人気雑誌の読者モデル!
家事もできるし、おまけにこのルックス!
ほんと自慢の姉だよ、うんうん。
「だから!後片付けよろしくね!」
「はーい」
そう言うと、慌ただしく出て行った。