棗くん…顔……赤い…?


「こっち見んな」


そう言ってそっぽを向いた。


うそ…照れてるの…?


あの棗くんが!?

酔った勢いで言っちゃった一言に!?


照れてるの!?



「こっち見んなつってんだろ」


「ご、ごめ…んっ……!」


ちょちょちょ、なんで私キスされてんの!?
なんで!?どうして!?


「んっ…は…ぁっ……」


く、くるしっ…

棗くんの胸板を叩いてみるが、やめてくれない。それどころか、段々深くなっている気もする。


「やっ……ぁっ…」



満足したのか、やっとやめてくれた。