「きょ、今日は暑いね!」


「そうだね」


「そういえばずっと手繋いでるけどそろそろ離してもらえないかなぁ!あははー」


「ヤダ」


たはー…

ヤダって……
あなた子供ですか…


…もう無駄な抵抗はやめよう。


こうして見ると棗くんって大きいなぁ。
私だって156cmあるのに…

棗くんが大きいから私が小さく見える。


な、なんか悲しい…


「そんなに俺のこと見て…早くお仕置きされたいんだ?」


ちっがーう!


「そっかそっか。ちょっと待ってな。もう少しだから」


ちょ、ちょっと!
何勘違いしてんの!


って私も否定しなきゃ!


「ちが「キャアアアアアアアア」


っ!?


ふと、あたりを見渡すと、見覚えのあるところだった。