そう自分に言い聞かせ、奥の棚へ向かった。


苺ミルクとコーヒー牛乳を手に取り、レジまで進む。

お金を出そうとした時に「これもお願いします」と後ろから手が出された。


「安那ちゃん…」


「お金は安那が払うから先外出てて」


「でも…」


「はい、いったいった!」


背中を押されたので、しょうがなく外に出る。


やっぱり安那ちゃんは優しいなぁ…

でもその優しさが、今は辛いよ……