花鈴side

「眠い…」
「何時に寝たんだ?」
「覚えてない…」

昨日は確か3時くらいに月と屋敷に帰った…ハズ…

「寝れてないのか?」
「寝れてないっていうより、寝付けない…かな?」

元々、
陰陽師って仕事柄、
私はあんまり深く寝ない

それでも今までは部屋に戻るとすぐに寝付けていた

自分でも驚きだ(笑)

「今日は授業出なくてもいいぞ」
「…月…」
「あ?」
「今日は傘を持ってきてないぞ?」
「失礼だよな…その発言…」
「何故か優しい月がいる。別人だろ」
「疑い過ぎだろ」

確かに今までも優しいことはあったが…

授業休んでいいとは言ったことがないこの男…

怪しい