「俺、好きな奴できたんだ。別れて?」
「………え?」
「いや、だからさぁ。茜(あかね)のこと好きだけど、それ以上の子が現れたんだよな」
「…は?」
「は?じゃなくって。俺そいつと付き合うことになったからさ。だから、別れて?」
秋空の下。
大学の中庭で、彼氏と昼食を取っていた私は今、とんでもない告白を受けている。
食堂で買った焼きたてパンにかぶりついた格好のまま、彼氏を凝視してる私は、かなり動揺してて言葉が出てこない。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…