~1月15日~




私は手紙に書かれた通りの時刻に○○港に着いた。




目の前にはバカデカイ船が清々しく停船している。




今からこれに乗るのかと思うと,なぜか気持ちが高揚して落ち着かなかった。





Blue Rose Ship からは1つの橋が架かっていて,そこからでしか船に入ることはできない。さらに,その橋の両脇には黒いスーツに白い手袋をはめ,頭には紙袋を被っている人が招待状と荷物を確認している。





つまり,警備は厳重ということだ。





Blue Rose Ship に入るとまず,部屋へと案内された。





部屋は私の住んでいるアパートよりでかい。





思わず声を漏らしながら,私はベッドに寝転がり一服した。





食事はバイキング制で,世界中から集められたシェフが作った料理が常に並べられて置いてある。



大体,船にのっているのは300人くらいだろうか?



ちなみにBlue Rose Ship は1000人を収容できる大きさに設計されている。




私はお腹が空いたので,バイキング式のご飯を食べるため食堂へと向かおうとした時,船内アナウンスが流れた。