世界は『聖なる犯罪者』によって支配された。
『聖なる犯罪者』はたった1人で世界を手に入れてしまうほど財力があり,頭がキレる。





私達は『聖なる犯罪者』が世界を手に入れた日を『青薔薇の日』と呼んでいる。





意味は様々だ。不可能、神秘。捉えようはいくらでもある。




彼の支配は絶対的だった。『聖なる犯罪者』にたてつこうと企てるだけで、ほんの数分すれば警察がお迎えにくる。





お迎えの後は,どこかの地下室で死ぬまで拷問をうける。





その様子は毎日テレビで放送され,全世界の人に『聖なる犯罪者』の強さを見せつけている。





人々は圧倒的な彼の力の前に服従するしかなかった。