「もう抜けたいんですケド・・・」
 この時、本気でそう思った。
 いや、前からおもってたのか・・・。
 だから言ったのに・・・
「はぁ?ざけんじゃねー!!」
 あっ。ヤバい。静華(しずか)さんがキレた。
「今まで面倒みてきたの誰だと思ってんだよ!!」                  そりゃあ、レディースの総長の静華さんにはお世話になったケド・・・
「すみません」
 私はそう言うしかなかった・・・。
 なのに・・・
「やめたきゃやめろ!」
 静華さんの声を合図に、したっぱ達が私をおさえつけた!
「っ!やめろっ離せっ!」
 そんな私の抵抗はムダで・・・。
「やれ」
 静華さんが言ったとたん、したっぱ達が私を蹴りはじめた。
「調子のるんじゃねーぞ?」
 ドンッ!
 痛っ!
 私はそのまま気を失った・・・。