『あれ。あいつらは?』


ラーメンを買って
テーブルへ戻ると
あやかと信二はすでに
いなかった。


『もう教室に戻ったよ。
次の授業糸山先生だから
遅れたらうるさいからって。』


『そっか。
おれらも食ってバタバタ
行かなくちゃな。』


そう言っておれは
ラーメンを
口いっぱいにふくみ
急いでかきこむ。


りさはそれを見て
少し笑って
ラーメンを食べすすめる。


時間はすでに
授業が始まる5分前。


食堂にはおれとりさ以外
他には誰もいない。


とにかく急いで食べる事だけに
集中していた。