テレビを見ながら
12時になるのを待つ。


12時になれば
カメラの設置にやってくる。


テレビの内容は頭に入らず
今はそのことだけに
頭が働いていた。


「どんなやつがくるんだろ。
1人か?多数か?
風呂場やトイレまで
つけられるのかよ。
てかおかんはそもそも
知っているのか?
テレビの放送は見れて
ないだろうし。」


ピンポーン。


下で家のチャイムが鳴る。


時間を見てみると
すでにもう12時。


ベッドから跳ね起き
乱暴に部屋のドアを開け
一階へと階段を駆け降りた。