「・・・・帰るわ、オレ・・・。」


「ちょっ・・何フザけたこと言ってんのよ!」


「おまえさぁ・・小学生じゃあるまいし、父親のプレゼントくらい自分で選べないのかよ?」


「私とアンタ、2人で選ぶことに意味があるんでしょ?料理とかケーキはあんたのママに頼んだから。」


「う・・ゴホっ!!ウホっ!!」


美優の言葉に思わずオレは咳ごんだ。


「おっ!!おまえ、いつの間に母さんと仲良くなったんだよ!?」


「別に。あんたのママ、母親っていうより姉って感じだから。若いし、話も合うし。」


美優の言葉にオレは冷たい視線を送る。


「だったら、結婚・・・認めてやれば?それが1番のプレゼントだと思うけど?」


オレの言葉に黙り込む美優。


「それとこれとは話が別。大体、自分が金ないからって安上がりにすませようとしないでよね!!」


「なっ・・!!」