へらっと笑うテルに私の感情は高ぶる。
何それっ。
バカじゃないの!?。
なんでハッキリ言わないのよっ。
悔しさで涙を流しながら、テルの胸をドンドン叩き続ける私。
テルもそんな私を黙って見ている。
分かってる・・・。
こんなのは私のワガママだって・・・。
テルが連絡1つよこさなかったのは、きっと『私』が連絡1つしなかったからだ・・・。
テルはいつだって私の気持ちを優先させてくれる・・・。
私は・・テルと話して・・・幸せな気持ちになった後は、必ず罪悪感に襲われていた。
テルは誰よりも私の心をポカポカさせてくれるから・・・だからテルを感じるのが1番切なかった。
幸せを感じることに後ろめたさを感じていたから・・。
連絡なんか出来なかった。
あの騒動以来、ずっとそうだった・・・。
やっぱり気づいてたんだ・・・。
だから離れたんだ。
この気持ちはすぐに解決出来るものじゃない。
時間が必要だったんだ。
私の心が落ち着くにも・・・パパたちが結婚出来るようになるにも・・・。
・・こんなに愛されてたのに・・
それでも寂しいと思うなんて・・
本当に私はどこまでワガママなんだろ・・・。