「なんですか?愛ちゃんって?春菜の友達?」


千秋の質問に春菜は困ったように、俺と目を合わせた

ここで2人が黙り込んだら、ロングヘアーとの関係を認めるようなものだから、仕方なく俺は言った



「そ、春菜の友達」



「あー…、もしかしていつか駅前で話してた女子高生?」


亮太が淡々とした口調で、ズバリ鋭く見抜いてきた


俺が慌てる前に、千秋がはしゃいだ



「まじっすか!?あの可愛い子ですよね?波さん、なんだかんだそうだったんですか?ずるいですよ〜」



「確かにあの女子高生のことだけど、別に何もないって…」



俺はそう言いつつ、春菜を然り気無く見た


極力春菜の前でロングヘアーの話はしたくなかった



めんどくさいけど、ロングヘアーとの関係を肯定はできないし、否定すれば春菜がむくれる


どうしたらいいのかわからなくなる





それにしても…