シンと静まり返った部屋の中、


メイクさんだけが


せっせと動いている。


「私も。
 途中で
 ダメになっちゃうかなぁって。」

「俺も。
 途中で羽琉が
 愛想つかしちゃうんだろうな
 ってさ。」


「あたしも思ってたよ。」
 

笑いながら言うと、



ほなみがまぬけな顔を



あたしに見せた。