クラスに転校生が来るって
話しがあった。

朝、先生と一緒に入ってきた
清楚でおとなしそうな
可愛い女の子。

お嬢様チックなかんじで
ふわふわしていた。


「吉岡沙耶です。よろしくお願いします」


予想はしていたが
あまりのキーの高さと
俗に言う「ぶりっこ」
っぽい声に
あたしは持っていたペンを
落としそうになった。


案の定後ろを向いた杏が
あたしに放った一言は





「きもっ!!!!!!!!!!!!」




だった。