そんな会話を杏と悠がしている。
あたしは言われるがままに
悠に家の外に
引っ張り出された。


「悠!あたし大丈夫だって・・・!!」
「ばか。」
「!?!?ば・・・ばかって・・・」
「お前顔赤いしさっきからフラフラだし、大丈夫なわけねーだろ。」
「そ、それは・・・・」


あたしは自分のつかまれている手を見た。
大きくてがっしりした手・・・・


「とにかく!今日は家帰って寝てろ!」
「・・・・・・」
「風邪引いてお前が学校来ないと寂しいだろ。」
「・・・・・・・・??」


あたしは自分の耳を疑った。


悠が・・・・寂しい?


あたしがいないと・・・?