チラッと後藤を見ると何だかとっても嬉しそうだった。
目をキラキラと輝かせ、まるで少女漫画の主人公のように顔をほんのり赤らめている。
てか、2人はいつの間にこんなに仲良くなってんの?
しかも番号まで交換してるみたいだし、今日だって連絡取り合って一緒に来たんだよね?
よく見ると、秀先生もまんざらでもない笑顔で後藤に笑いかけてるし
「どうする?この後何か食べたいものとかある?」
「私は何でも!秀先生のオススメな所ならどこにでもお供します!」
はは…
こりゃあ、完璧に惚れたよね?
てか間違いなくそうだ。
相変わらず分かりやすいなぁ…
そんな後藤の態度を見つめながら、私は思わず苦笑いをこぼしてしまう。