「で、どんな要件かな?」



俺がもう一度そう聞けば、彼女はう~んと首を傾けながら、何故かニッコリと微笑んだ。



「ん~話しって言うか……なんていうか……あ、でも、その前に実は先生に見せたいものがあるんです」



そう言って、突然鞄をあさりだした彼女。


その姿はあからさまに意味深で、表情を歪める俺に構うことなくガサガサと、なにやら探し続けている始末。




……見せたいもの?



不思議に思いながらも、そんな彼女の光景を見ていると、あった、あったといいながら、手帳からあるものを俺の目の前に差しだした。



「はいこれ、志乃さんの挙式の時の写真でーす」



ジャジャーンと、効果音付きで差しだされたそれは、真っ白ろなドレスに包まれた、これまた懐かしい人の写真だった。