怒る私をよそに、とても楽しそうに頭を撫でる陽生。


額に、頬に、唇に……


気付くと色んなところにキスされて、落ち着きがなくなっていく私。



……これ、やばくない?


そんな戸惑いの中、陽生の手が服の中に侵入し、愛撫が少し大胆になっていくのが分かる。


そしてちゅっと甘いキスが首筋にもたどり着く。下着の上からやんわりと胸を触られたとき



「……なんか、男の匂いがする…」



そう言われ、ピタリと動きが止まる。



「何、この匂い……。今日、何かあった?」


「えっ……」



ふと顔を上げられて、私は心臓が飛び出しそうになった。