「えっと……、え?一緒に飲んでたんですか?」



ていうより、何でこんな状態に??


パチクリと驚きを隠せないでいると、静香さんが颯爽と靴を脱いで家の中に入って来た。



「あーごめん。とりあえず話しは後ね。今はこのバカな飲んだくれをどうにかしたいから」



またヨイショッと、陽生を担ぎ直した静香さんに戸惑う私。


その姿がすごく大変そうだったから



「あ、わ、私も手伝います!」



そう言ってもう片方の陽生の肩を担ぎ、そのまま一緒に寝室まで運ぶのを手伝った。





それにしても……



「ど、どうしたんですか?何かあったんですか!?」



こんな陽生の姿を見るのは珍しい。

ていうより初めてだ。


陽生をベッドに寝かし倒し、再び静香さんの方に視線を向けると、静香さんはう~んと、ベッドに座りながら体を伸ばしていた。