あ……
見るとそれは陽生からのメールだった。
しかも時間を見ると2時間も前の受信。
うわ、全然気がつかなかったよ。
てか、寝てたし……
へこみつつ、その内容を見ようとボタンを押した途端またさらに気分がドーンと底へと突き落とされた。
『悪い、今日も会合で遅くなるから先に寝てていいぞ。ご飯も食べてくるから俺の分は作らなくていいからな』
サラッと並べられた文字にギュッと少し切なくなった。
そして文の最後の方に『ごめんな……』なんて書かれてあって、私はあからさまに落ち込んでしまう。
「もう、何がごめんなのよ……」
少し乱暴に携帯を閉じて、そのままソファーにバタッと横たわると何だか無性に悲しくなった。
はぁ……
この一週間、まともに陽生と会話らしい会話なんてしてないな。
話せるのは朝ごはんの時のほんの少しの間だけ……