その後気づいたら、いつの間にかぐっすりとふて寝をしてしまっていた。


目が覚めたのはそれからだいぶ時間が経った後で……



「ワン!」


「ん……あ、れ?」



ブラウンの鳴き声で、慌てて飛び起きるとすでに外は真っ暗になっていた。


ひゃ、やば……


私としたことが洗濯物も取り込んでないし、夕御飯の支度も手づかずのまま。


ご飯すら炊いてない状態で……


あ〜もう、最悪!



最近疲れてるのか何なのか、やたらと体のダルさと睡魔に襲われる私。


もう、ダメダメじゃん!


うなだれつつ、重い足取りでベランダに向かおうとした瞬間、携帯のランプがピカピカ光ってるのに気づき私は慌ててそれを拾い上げた。