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風が吹いている。



青い空の上にのっかった白い雲を
風がゆっくりと流していく――。



ムカつくくらい青くて、白くて、

キラキラと輝いている。




「――ダイキライ」




心からあふれ出た言葉は
そのまま青空に呑み込まれていく。






霞月は屋上の色褪せた空色のベンチに横になっていた。


暑いとか、寒いとか、
ましてベンチが硬いうんぬんの快適さなど一切関係ない。

今は睡魔のほうがずっと勝っている。



胃がムカツクほどに輝く太陽を遮るように目を瞑り、深呼吸をする。





そしてすぐに眠りについた――。




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