「紅茶…」 「あ、うん、ありがとう!」 わたしは勇気を家にあげた。 家にわたし以外の誰かがいるなんて 4ヶ月ぶりだ。 前の時はおじさんとおばさんが 白々しい嘘をつきながらお母さんの遺産をどうにかもらおうとして訪ねて来た時だ。 勇気はゆっくりと紅茶をのみだした。 「でも本当にでっかい家だな~!シンデレラ城みたい!!!」 「広いだけで全然良いことなんてない。」