「朝から聞いてきたってことは、おばさんと話すために早く固めようとしてるな?」

春樹に見抜かれてしまった。



確かにそうなんだが!

でも、それだけじゃない!!




ギクリと何かが冷えた。

春樹と同じところがいいから…なんて、言える訳がない。

多分、外国でも春樹に甘えてしまう。

一緒がいいなんて言ったら、春樹は絶対に助けてくれるだろう。

だけど、それはいけない。




春樹と離れるのは嫌だ。

でも、沢山頼ってしまって自分の為にならないのはもっと嫌だ。

だから、場所が分かれば、会えるような場所で探すんだ…。