あたしたちは荷物をトラックに積んでもらい、さきに新しい家に向かった。



あたしの思いを全て家に残したまま…



『ねえ、お母さん…最後にさ…あたしの学校の前通ってかない?』



「ええ、いいけど…」



あたしはお母さんにたのんで学校の校門前を通った。


校門の前には…………


『う…そ……』