だけど、アズミだってもう20歳だ。
自分の行動には責任を持っているだろう。


――結局、
彼女はぼくの部屋に住むことになった。


「そうだ。《ギター大好き!!の集まり》に
報告しよう」

「なにを?」

「ぼくとアズミが、
一緒に住み始めたことさ」

「えーー、なんか恥ずかしいなぁ」


ぼくはパソコンを立ち上げ、チャットルームに入って、《ギター大好き!!の集まり》のやつらに声をかけた。

『久しぶり>亮平』
ケンタが挨拶してきた。

『サヤがいなくなって、寂しくなったな』

『そうだね。あれから、コージもミルクも来なくなったし。
早くも別れたって噂だけど』