「まあいいや。向精神薬Rさえあれば」

ぼくは目をつぶって、薬局で順番をじっと待った。


《ピンポン!》と
薬局の電光掲示板の音が鳴る。

「やっとかよ…」


番号札を出し、ぼくは薬の確認をする。

すると、ふいに後ろから肩をとんとんされた。


「あのそれ、わたしの薬なんですけど」


え?っと振り返ると、

そこに、さっきの美少女が立っていた。