『これでいつでも話せるねw』

アズミのログもどことなく嬉しそうだった。


『診察日、ちょうど明日だよね。
何時にする?』

『じゃ、10時に△△駅前とか?」

『らーじゃ。また変更あったらメールするね』

『おk』


ぼくは、こころのなかで「YES!」とこぶしを握っていた。

これからずっと、病院のあの退屈な待ち時間を、アズミと過ごせるんだ――。


そのとき、手に持っていたケータイが鳴った。
ぼくは、ピッと即座に反応した。