アズミと毎日のように接することが出来るのは、ぼくにとって最大の楽しみだった。


『亮平の歌声、わたし好きだよ』

『ありがとー』

『そのこと、サヤにも話したんだ』

『サヤとプライベートメッセージ?
仲いいんだね』

『うん。このまえ、みんなの前で私のイギリス留学の話したでしょ?
そしたらサヤさん、自分もいたことあるって』

『へーー?』

『ちっちゃい頃だったから、英語だいぶ忘れたらしいけどw』

『でもたしかに、発音いいよね』

『うん。サヤさん、イギリスを懐かしがってた。』

『教えてあげれば?』

『うん!じつは住んでた場所も近いんだ』