「あ、そうだ!!のぼるに言いたいことあったんだ!」

急に笑顔になり身体ごと僕の方に向いた

「え、何ですか?」

「髪切らせて」

「え!?」

「俺、美容師じゃねぇけどマヂで上手いんだよ!だからお願い!!」

「…」

「てかさっきから敬語なしっつったのに使ってっから罰ゲームで髪切らせて!つか切る!!」

「え!!」

「心配すんなってマヂカッコ良くすっからさ!!」

「お前を信用できないんだよ」

笑う鬼島さん

「会ったんだからもう信用しろよ!!」

「会ったらよけい信用しにくいだろ」

「え!そうなんすか!?」

猛くんは鬼島さんの方へ顔だけ向けた

「そんなもんじゃねーの」

「…とにかく!髪だけはとりあえず信用しろ!!」

僕を見て笑顔で僕の肩に手を置く猛くん