「仕事場の人と飲んでたみたいで、電話したけど出なかった・・・・って

聡君が言ってたみたいです。」



「本当に・・・?」



「はい、多分・・・聡君のお母さんは、誰かに慰めてもらいたかった・・・

寂しかったんじゃないですか・・・?」



「・・・・」



「1人が寂しくて・・・そんな時に、昔友達だったお父さんに会って近づいた・・・。

そうじゃないですか?」



「・・・・そうだった・・・。私は、寂しかったの!!

なのに・・・・皆どこか行っちゃいそうで・・・」



「・・・・でも、聡君は・・・・・それ以上に辛かったと思いますよ?

いくら勘違いだったとか、そうとは言え・・・・

いらない子って思っちゃうのは・・・・1人より寂しいですよ?」




「親だったら・・・・・子供を泣かせるようなことはしないでください!

寂しかったから、手を出した・・・・。

寂しいのはわかりますが、他の人まで巻き込まないでください!」




「うぅっ・・・・・聡・・・・・」




泣いて泣いて・・・・・。