この日だけは嫌なほど時間が早く過ぎていく。 


「舞結。一緒かえろ。」



いつもは彼氏と帰る花が誘ってくれた。


「花〜ごめん。用あるの」

嫌ですけどね。



「うん。分かった。あ、流夜でしょ。」


「うん……」



「なんかあったらあたしに言うんだよ?」


花さまぁ〜〜(´ω`)


「ありがとう、花。」



「がんばれよっ!じゃあね。」



「ばいばい。」


花が見えなくなるまで手を振ると屋上にむかった。