「いってきまーす!」
「いってらっしゃい!」
ドアを開けようとした時、
お母さんに呼び止められた。
「楽しんできなさい♪暗くなる
前に帰ってきなさいね!」
「・・うん♪ありがとっっ!」
お母さんの言葉に嬉しくなって、
勢いよくドアを開けたら
おもいっきりドアに手をはさんだ。
「いっだい゛~~!!」
「・・行くのやめたら?」
「・・・いっできまーす・・(泣)」
「はいはい(笑)」
半泣きで静かにドアを開けた。
「急がなきゃっ!」
小走りで公園に向かった。
どんどん近づいていくと、
美紅の笑い声と
2人の後ろ姿が見えてきた。
美紅が私に気づいた。
「愛蘭ー☆待ってたよー♪」
龍太と明斗も手を振ってきた。
私はすぐに振りかえした。
「ごめんね!遅れて・・」
「ぜんぜんいーよ!私達が誘ったし☆」
とつぜん明斗がじーっと私を
みつめてきた。
私は焦って聞いた。
「・・どっどうしたの??」
明斗が頭をくしゃくしゃ
しながら言った。
「・・いや・・短パンはくんだ
なと思って・・少し短すぎない?
露出が・・」
それを聞いてなんだか
恥ずかしくなった。
「明斗くん!これが女の
お洒落なのよー♪」
美紅が得意げに言った。
「そうなのです・・」