「あー!!!観覧車見えたぁー!」
美紅がとてもはしゃいでいる。
「すげぇー!お久だぁー☆」
龍太くんももう小学生に戻った
ようにはしゃいでいる。
・・・そして明斗くんは・・・
「寝てる・・」
寝顔が可愛くて、観覧車より
そっちに目がいってしまった。
「・・明斗くん!」
「・・ん・・あっ寝てた・・」
私が名前を呼んだ瞬間すぐに
目を開いた。
「着いたよ!」
「お・・うん」
明斗くんはまだ眠そうな顔を
していた。

「楽しみだねー☆」
私は遊園地に入る前からうきうき
だった。
「・・子供・・(笑)」
明斗くんが私にクスッと笑って
言った。
「・・ひどいよー!」
私がふくれていると、
「ごめんって!」
私に謝って、頭を撫でてくれた。