ダダダダ・・・・
勢いよく走って走って走って・・・
女の子ファッションが台無しだ・・
「ハァ・・ハァ・・ハァ・・
おくれ・・ハァ・・て・・ごめ・・」
私はかなり息切れしていた。
「そこまで急がなくても
よかったよー?大丈夫??」
「電車あと15分もあるぞ?」
「・・ハァ・・そっか・・」
「・・かわいい」
「えっ・・・」
明斗くんから聞こえた。
美紅と龍太くんも吃驚していた。
「俺明斗から女の子にかわいいって
いったの初めて聞いた・・
びびったしー!」
「明斗くんクールだから
ねー!」
「明斗くん・・ありがと」
「・・うん」
この言葉を聞いて、あーお洒落
してよかった・・って初めて
思った。

「では揃ったから行くか☆」
龍太くんがにこっと笑っていた。
「おう」
明斗が少し照れながら言った。
「いきまひょっっ」
美紅が私の手をひっぱった。

私達は駅の中に入った。