“バス停で待ってるから。”
「は?何でよ。」
“話したい事があるんだ。”
電話の向こうで飴玉男と学生の声が混じり合う
その騒がしさにもうバス停に居る事がわかった
「……行かない。あたし予定あるの。」
“じゃあその予定が終わるまで待ってる。”
何よそれ……
あたしは負けずに口を開く
「終わったら帰る。だから待たなくていいよ。」
“桃ちゃんが来てくれるまで待ってる。”
飴玉男はそう言って電話を切った
あたしの耳に聞こえた終話音
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…